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コーヒーのおいしい淹れ方 その2
矢祭町の珈琲香坊 店主の長谷川です。
全開の投稿からずいぶん日数が経ってしましました。
申し訳ございません。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

さて、
前回は、コーヒーメーカーでの淹れ方について書きましたが、
今回は、ペーパードリップの淹れ方についてお書きします。
ペーパードリップの淹れ方には、いろいろな方の蘊蓄があり、
これがベストと誰もが思っているため、これしかないと書くと
たぶん喧嘩になりますので、あくまでも私(当店)の淹れ方という範疇で
理解してください。よろしくお願いいたします。
要はおいしければいいんです。

さてペーパードリップは名前の通り、紙のフィルターを使います。
未晒(さら)し、晒(さら)しなどの加工方法の違いで、
白かったり、茶色だったりします。
紙によっては、本当に安いものもありますが、あまりに安いと
お湯を通すと、臭いが出るものもあります。
また紙の接着に、接着剤を使っているものもあるらしいです。
昔は臭い抜きなどと言って、一度ペーパーを濡らしてから
使っていたという話を聞いたことがありますが、
今ではいい紙が出ていますので、そちらを使用すれば
このような作業は必要ありません。

また、紙の織り方に企業のノウハウが詰まっているらしく、
コーヒーの粉の微粉がペーパーに詰まらないような
織り方になっているそうです。
安い紙はこれが出来ていないから、すぐ詰まる?
詰まると、下の方からコーヒー液が出なくなり、上の方から
薄い液があふれ出てきます。また下から出てくる液も
「えぐい」味になります。
ペーパーフィルターを受ける道具(ドリッパーといいます)
で一番有名なのは「カリタ」でしょう。
次に「メリタ」その他には?
皆さんはこれくらい知っていれば「ツウ」ですね。
「カリタ」は下の穴が3つ、「メリタ」は1つです。
粉からしみ出たコーヒー液が下に溜まって、この穴
から落ちるわけです。

当店が使用している器具はこれではありません。
「コーノ式」といわれるもので、日本人のコウノさんが発明した器具です。
フィルターがドリッパーの下の穴から出ています。
そして、フィルターは円錐形をしています。
カリタ/メリタと違ってフィルターから直に下に落ちるわけです。
プロでは使っている人は多いようです。

お湯を差したときの反応がすぐ出るのでやりやすいのと、
メリタ/カリタのようにフィルターの下を折らないので、
その分コーヒーの粉が深くなり、コクのある味が出るとも
いわれています。

さて、長くなりましたので、
ちょっとコーヒーの名前のお話です。
日本人におなじみの「モカ」ではこの「モカ」はどこの国の
コーヒー豆でしょうか?
答えは「イエメン」と「エチオピア」です。
産地が2つあるのは珍しいですね。
この「モカ」という名前は「モカ港」の事です。
昔は今のように産地(農園)で呼ばなかったので、イエメンのモカの港から
出荷されたものを「モカ」と呼んでいました。
エチオピアもモカ港から出荷していたので、両方が「モカ」と
呼ばれるようになっていったそうです。
今では「モカ」という表現はあまりしないで、
イエメン産の豆を「モカマタリ」などと呼びます。
エチオピア産では産地の名前をとって「イルガチェフェ」とも
呼びます。

写真は、今年7月に行ったブラジルの農園の写真です。
このように熟した豆を収穫します。

コーヒーのおいしい淹れ方 その2_c0177604_1755341.jpg


さて、続きはまた今度。
早めに投稿します。


ご質問等ございましたら、
ブログのコメント欄にお書きください。
次回の投稿時にてできるだけ解答いたします。

珈琲香坊は矢祭にあるコーヒー専門店です。
豆を自分のところで焼いている、「自家焙煎(じかばいせん)のお店です」

住所 福島県東白川郡矢祭町小田川字中山17-1
HP http:www.ko-hi-koubou.com
TEL 0247-34-1131
定休日 毎週水曜日+月末最終木曜日
営業時間 10:00-19:00
by tanaglob | 2008-11-10 17:14 | 珈琲香坊より
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